多時期のSPOT衛星データを利用した山崩れ箇所の抽出

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  • Methods for Detection Landslide within Mountainous Area Using Multitemporal SPOT HRV Imageries: A Case Study in Niigata, Japan
  • Methods for Detecting Landslide within Mountainous Area Using Multitemporal SPOT HRV Imageries: A Case Study in Niigata,Japan

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抄録

2004年7月13日の水害では、五十嵐川、刈谷田川が決壊し、寺泊町、三条市、中之島町、栃尾市、下田村管内に大きな被害をもたらした。この時の雨量で、山地でも山崩れが発生し、多くの被害が発生した。2時期のSPO衛星データを利用して、山地内の山崩れがどの程度、抽出可能なのかを解析した。用いた衛星データは、2001年8月15日撮影のSPO2号と2004年7月24日のシーンを用いた。2時点のシーンを重ね合わせ、植生指数の差を取り、一定以上示した箇所を変化箇所とした。現地踏査の結果、寺泊町では1ピクセル(10mx10m)より大きい山崩れ箇所は88%抽出できた。栃尾市と下田村管内では、1ピクセルより大きい山崩れ箇所は91%抽出できた。このように、2時点の画像を重ねることで、山崩れ箇所の抽出は非常に効果的であると考えられた。

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