山形県における農耕地土壌の実態と変化

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  • ヤマガタケン ニ オケル ノウコウチ ドジョウ ノ ジッタイ ト ヘンカ

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抄録

土壌環境基礎調査(1979~1998年)及び土壌機能モニタリング調査(1999~2003年)の結果から,山形県における農耕地土壌の実態と変化について明らかにした。1979年から1998年までの20年間において,県内の水田土壌は陽イオン交換容量,可給態ケイ酸含有量,可給態リン酸含有量,土壌のち密度が減少した。水田の約7割が湿田化の傾向を示し,2003年までの25年間に乾田化の傾向を示したのは1割であった。普通畑土壌は,EC,陽イオン交換容量,交換性カルシウム含有量,可給態リン酸含有量が増加した。土壌のち密度は1層(作土層)が減少し,2層(すき床層)が増加した。樹園地土壌は,EC,陽イオン交換容量,交換性カリウム含有量,可給態リン酸含有量,土壌のち密度が増加し,交換性マグネシウム含有量が減少した。なお,いずれの地目においても作土深は深くなった。

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