植物多糖体C-UPIIIによる成牛および子牛の単球の貧食能の活性化

抄録

植物多糖体C-UP IIIを投与した成牛および子牛の単球のラテックスビーズ貪食能(貪食数および貪貧食率)について検討した。C-UP IIIを5、10、20、50g/日連続3日間投与した成牛の単球の貪食能は、全投与群で投与開始3日後から増加し、7日後にピークとなり、2週後まで高いレベルを維持した。10-50g/日投与群の貪食能は同値を示した。子牛にC-UP IIIを3gまたは6g/日の経口投与、あるいは6g/日の人工乳添加により7日齢から21日間連続投与したところ、単球の貪食数は全投与群で同様の増加傾向を示し、投与開始21日後では対照群より高かった。経口投与群の貪食率は投与開始7日後から増加し、その後もほぼ同じ増加傾向を示した。人工乳添加群においても貪食率の増加は認められたが、経口投与群より明らかに増加の程度は低かった。

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