ハナナ品種「江月」における播種期及び植物生長調節物質が開花期に及ぼす影響

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  • ハナナ ヒンシュ エズキ ニ オケル ハシュキ オヨビ ショクブツ セイチョウ チョウセツ ブッシツ ガ カイカキ ニ オヨボス エイキョウ

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説明

ハナナ品種「江月」における播種期及び植物生長調節物質が開花期に及ぼす影響を検討した。1. 播種期が遅くなるにつれて開花期も遅くなった。8月中旬~9月上旬の播種では、11月中旬から開花が始まった。9月中旬~10月中旬の播種では、年内から開花が始まった。10月下旬~12月の播種では、2月以降から開花が始まった。1月の播種では、4月中旬から開花が始まった。2月~5月の播種では、4~8月に開花が始まった。6月の播種では、8月13日までに開花しなかった。2. 開花期の幅は、8月中旬~10月上旬の播種では、14~19週間と長期であった。10月中旬以降の播種では、開花期の幅は徐々に短くなり、11月中旬以降の播種では、4週間以内であった。12月中旬~3月の播種では、2週間以内であった。3. 切り花品質の高い播種期は、9月上旬~10月中旬であった。その場合の開花期は12月中旬~3月中旬であった。4. プロヘキサジオンカルシウム塩の散布処理では、開花促進効果は認められなかったが、ジベレリン(GA3)の散布処理では、9月播種で年内に開花する割合が高まり、開花促進効果が認められた。ジベレリンの濃度は50~200ppmの範囲では、200ppmで最も効果が高かった。

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