石狩川下流域および沿岸域に分布するシラウオの資源生態学的研究

書誌事項

タイトル別名
  • イシカリガワ カリュウイキ オヨビ エンガンイキ ニ ブンプ スル シラウオ ノ シゲン セイタイガクテキ ケンキュウ
  • Biological studies on the resource of Shirauo, Salangichthys microdon, in the Ishikari River system and its adjacent nearshore sea area

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抄録

資源管理の実践のため、石狩川下流域および沿岸域において、シラウオの生態全般を調査した。その結果、主産卵場は河口域、夏季を中心に水系内の三日月湖に遡上する群(両側回遊型)と河口-沿岸域に滞留する群の混在、塩水楔や潮汐流を利用した遡上機構、吸盤状の臀鰭鱗によって生殖口同土を密着させてのユニークな産卵行動、乱婚型の配偶システム、繰り返される成熟産卵過程、産卵場における性比と雌のGSIの変化傾向など、多くの知見が得られた。そして、これらを基に、三日月湖における未成魚、河口域における産卵成魚に対する漁業の部分抑制による資源管理施策を策定した。

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被引用文献 (1)*注記

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