三宅島火山灰がフクトコブシの行動と生残に及ぼす影響の飼育実験による評価

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  • ミヤケジマ カザンバイ ガ フクトコブシ ノ コウドウ ト セイザン ニ オヨボス エイキョウ ノ シイク ジッケン ニ ヨル ヒョウカ

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三宅島雄山の噴火に伴う海域への降灰が水産生物に及ぼす影響を調べるため、火山灰がフクトコブシHaliotis diversicolor diversicolorの行動と生残に及ぼす影響を飼育条件下で調べた。その結果、フクトコブシを入れたビーカーに直接火山灰を投入した場合は、ほとんどの個体が上方への回避をみせた。幾つかの個体はビーカー内側面から剥離し堆積した灰の中に落ち、150g/L(堆積灰厚約14mm)以上の火山灰の投入により1/3以上の個体が48時間以内に死亡した。死んだ個体の外套腔や鰓には火山灰粒子が蓄積していた。

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