相模湾におけるヒラメ種苗の摂食生態および摂食日周期性

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  • サガミワン ニ オケル ヒラメ シュビョウ ノ セッショク セイタイ オヨビ セッショク ニッシュウキセイ

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抄録

1.相模湾・長者ケ崎海岸において、放流したヒラメ幼魚の24時間採集を行い、ヒラメ幼魚の胃内容物組成と環境中の小型甲殻類組成を比較した。2.ヒラメ幼魚は、ヨコエビ類とアミ類のみを摂食し、夕刻ににおいて最も活発に摂食していた。3.各生物種について食物選択性指数を求めたところ、アゴナガヨコエビおよびマルオモアミには正の選択性、シキシマフクロアミには負の選択性が示された。4.総じて、ヒラメ放流個体の胃内容物組成は、環境中の生物組成と非常に良く似ており、ヒラメ種苗を放流する際には、放流場所の近底層における小型甲殻類の分布を確認する必要があると考えられた。

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