止め雄の違いが三元交雑豚LWDの産肉性と肉質へ及ぼす影響

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  • トメオス ノ チガイ ガ 3ゲン コウザツ ブタ LWD ノ サンニクセイ ト ニクシツ エ オヨボス エイキョウ

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本県で作出した系統豚「ボウソウL3」と「ボウソウW」の普及を図る資料とするため、「ボウソウL3」と「ボウソウW」を交配したF1母豚(LW)に3系統のデュロック種、ユメサクラ(D1)、しもふりレッド(D2)、サイボク(D3)を交配して生産した三元交雑豚(LWD)の産肉性と肉質について調査した。1.発育成績は、110kg到達日齢がLW・D1で159.8日と早くLW・D2と有意差(P<0.05)が認められ、1日平均増体量(30kg時から110kg)でも、LW・D1が883.3gと最も大きな値を示した。2.と体成績は、背脂肪とランジル脂肪の項目でLW・D1とLW・D2がLW・D3に比べ厚く有意差(P<0.01、P<0.05)が認められた。ロース断面積は、LW・D3がLW・D1とLW・D2に比べ大きい傾向にあった。上物率は、LW・D1が70.6%、LW・D3が68.0%と高く、LW・D2が55.2%とやや落ちる成績であった。3.肉質の理化学的特性の成績では、LW・D1がLW・D2やLW・D3より加熱損失で20.8%と低く、伸展率が34.9%と高く良質の肉質であることが推察された。以上のことから、産肉性並びに上物率で、ユメサクラとサイボクの組合せがともに優れ、肉質では、ユメサクラとの組合せが優れていた。

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