豚舎臭気の除去について(3) : 排気形ルーフファンの上部に接続できる脱臭装置の開発
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説明
豚舎から排出される主な悪臭原因物質は、低級脂肪酸であり、その中にノルマル酪酸の占める割合は大きい。今回は、フードを取り外した排気形ルーフファンの上部に接続できる排気に水を噴霧する方式の脱臭装置を試作し除臭効果を検討した。1.気体と液体の接触方法は、最初の排気に直接向流噴霧する方法から循環ポンプの加圧不足が明らかになったので充填材を通過した排気に向流噴霧する方法に変更した。2.脱臭装置の仕様は、容積が1m3、除塵網(2mm目)が1枚、濾過器(1mm目)が1個、循環ポンプ(揚程;5m、揚水量;80L/min)が1台、スプレーノズル(噴量:吐出圧力0.5MPa時0.55L/min)が22個、充填材(東洋紡製ブレスエアー(R)、厚さ7cm)が2枚、除霧材(東洋紡製ブレスエアー(R)、5cm)2枚からなる。3.ノルマル酪酸の除去率は、78%であった(空間速度3600/h)。
収録刊行物
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- 岐阜県畜産研究所研究報告
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岐阜県畜産研究所研究報告 (7), 35-39, 2007-07
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282813677605888
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- ISSN
- 13469711
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB