主枝下げによる新梢誘引角度の違いがブドウ‘ピオーネ'の生長と作業性に及ぼす影響

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  • シュエダサゲ ニ ヨル シンショウ ユウイン カクド ノ チガイ ガ ブドウ ピオーネ ノ セイチョウ ト サギョウセイ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

誘引作業の省力化を目的に、主枝を棚面より0cm(慣行)、10cm、20cm、40cm下げて配置し、誘引作業時間、新梢生長、花穂の形質、結実率、果実品質に及ぼす影響について検討した。その結果、主枝下げ幅、すなわち誘引角度が大きいほど、誘引にかかる作業時間は短かくなった。本梢の生長には処理による差が認められなかったものの、副梢の生長については主枝位置が低くなると副梢の生長が大きくなった。一方、花穂の形質、結実率、果実品質には処理による差は認められなかった。以上のことより、岡山県の慣行棚で、樹勢の強い園では10cm程度の下げ幅が望ましいと考えられた。

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