ポリ乳酸、ホタテ貝殻、カオリンからなるバイオマス製品の開発

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  • ポリ ニュウサン ホタテ カイガラ カオリン カラ ナル バイオマス セイヒン ノ カイハツ

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抄録

植物を原料として作られるプラスチックのポリ乳酸、産業廃棄物であるホタテ貝殻、天然鉱物のカオリンという環境負荷の低い素材をブレンドして、バイオマスを主成分とする成形体を開発した。本成形体の食器としての実用化に向けて、ポリ乳酸の弱点である耐衝撃性・耐熱性を改善し、さらにポリ乳酸の結晶化速度の遅さ等に由来する成形性の悪さの解決を目指した。ポリ乳酸と無機成分(ホタテ貝殻粉末、カオリン)の配合比、添加剤の種類、成形条件等の検討を行った結果、物性値(耐衝撃性1.6〜4.5kJ/m2、耐熱性100℃以上)、成形性(射出成形で2分程度)の両面で実用化可能なレベルにまで到達した。

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