非辛味・多汁性果実を持つトウガラシの品種育成とDNAマーカー利用の検討
書誌事項
- タイトル別名
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- ヒカラミ タジュウセイ カジツ オ モツ トウガラシ ノ ヒンシュ イクセイ ト DNA マーカー リヨウ ノ ケントウ
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説明
トウガラシ(Capsicum属)の中には、成熟すると液果状に果肉が軟らかくなる、いわゆる「多汁性」と呼ばれる形質を持つトウガラシがある。多汁性トウガラシはすべて辛味品種である。本実験では、辛味を呈さない多汁性トウガラシ品種の育成を目的として、多汁性の辛味品種‘No.3446’と非多汁性で非辛味品種‘橙色ピーマン’の交雑後代F2から、多汁性・非辛味果実を持つ個体を選抜した。‘橙色ピーマン×No.3446’F2の分離比から、‘No.3446’の多汁性は、単一の優性遺伝子に制御されていると考えられた。F2世代において、辛味個体すべてでACT遺伝子マーカーのバンドが検出され、非辛味個体ではバンドは検出されなかった。ACT遺伝子マーカーは本実験に用いた品種では、果実の辛味の判別に利用可能であると考えられた。
収録刊行物
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- 京大農場報告 = Bulletin of the Experimental Farm, Kyoto University
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京大農場報告 = Bulletin of the Experimental Farm, Kyoto University (17), 21-25, 2008-05
木津川 : 京都大学大学院農学研究科附属農場
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282813679170048
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- NII論文ID
- 40016121025
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- NII書誌ID
- AN10074361
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- ISSN
- 09150838
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- NDL書誌ID
- 9551716
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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