一過性大脳虚血を施したスナネズミ皮質体性感覚野におけるGlutamic acid decarboxylase 67免疫反応性ならぴにタンパク質レベルの一過性増加
抄録
本研究では、虚血/再還流を施したスナネズミ大脳皮質体性感覚野におけるglutamic acid decarboxylase 67(GAD67)免疫反応性とタンパク質レベルの変化を検討した。GAD67免疫反応は虚血/再還流後12時間の皮質第IIIならびにV層で有意に増加した。その後、GAD67免疫反応は時間とともに減少し、4日後では偽手術群に類似するようになった。さらに、GAD67タンパク質レベルも一過性虚血12時間後に有意に増加した。これらの結果は、皮質第IIIならびにV層のGAD67免疫反応が一過性虚血による神経損傷に反応して増加することを示す。
収録刊行物
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- The journal of veterinary medical science
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The journal of veterinary medical science 70 (9), 1005-1010, 2008-09
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282813680421120
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- ISSN
- 09167250
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB