トマト黄化葉巻ウイルスTomato Yellow Leaf Curl Virus(TYLCV)の伝搬経路の解明と育苗期を対象とした感染抑制技術の検討

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  • トマト オウカ ハマキ ウイルス Tomato Yellow Leaf Curl Virus TYLCV ノ デンパン ケイロ ノ カイメイ ト イクビョウキ オ タイショウ ト シタ カンセン ヨクセイ ギジュツ ノ ケントウ

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抄録

ウイルス病「トマト黄化葉巻病」の発生が大きな問題となっており、病原ウイルスTYLCVの伝搬経路の解明と感染抑制技術について検討した。1.現地における重要なTYLCV感染植物はトマトと特定された。2.TYLCVの伝搬は、タバココナジラミにより「(1)夏〜秋:野外トマトから施設トマトヘ→(2)冬:施設トマトで越冬→(3)春:施設トマトから野外トマトヘ→再び(1)へ」というサイクルで繰り返されると考えられた。3.防虫ネットは、目合い0.4mmでタバココナジラミの侵入を防止し、その結果TYLCV感染を抑制した。4.タバココナジラミを対象とした粒剤の苗施用は、TYLCV感染抑制効果を示したが、散布剤では抑制効果はみられなかった。

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