制限給餌法による強制換羽が鶏の生殖器に及ぼす影響

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給与飼料を維持飼料量の70%に制限する強制換羽(制限給餌法)の鶏生殖器への影響について、71週齢と76週齢の鶏を用い、5週間の制限給餌による体重、産卵率、卵巣と卵管の重量及び組織検査等を絶食法と比較した。制限給餌法で絶食法と同程度以上の生殖器の萎縮が得られることを確認し、また、その最短の制限給餌期間は3週間程度であると推察された。また、絶食法での卵管重量最小時と同程度の重量に減少した時には、組織検査でも同程度の状態であることを確認した。しかし体重、生殖器重量とも、回復期において絶食区に比較すると個体差がみられ、このためか処置後の産卵成績も絶食区に及ばなかった。この個体差を小さくするためには、処置前の鶏群の体重や制限期間中の飼料摂取量を均一にすることが重要であると考える。

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