大分県におけるアスパラガス褐斑病の発生実態と防除対策

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  • オオイタケン ニ オケル アスパラガス カツハンビョウ ノ ハッセイ ジッタイ ト ボウジョ タイサク

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抄録

本研究ではアスパラガス褐斑病の県内における発生実態を調査するとともに防除対策を検討した。1.本県で発生している斑点性病害はアスパラガス褐斑病(病原菌:Cercospora asparagi Saccardo)であり、県内全域に分布していることが明らかとなった。2.本県の早いところでは5月中旬に本病の初発を認めた。3.病原菌は前年の残渣中で越冬し、伝染源となり、3月上旬にはすでに分生子の飛散が始まっていた。4.物理的な防除法として株元を中心とした残渣の焼却と圃場の清掃が効果的であった。5.本病に対する防除薬剤について、TPN水和剤、水酸化第二銅水和剤、アゾキシストロビン水和剤、クレソキシムメチル水和剤を初発期から20日間隔で散布すると効果が高いことが判明した。

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