中玉トマト「カンパリ」の房どり収穫が収量性,果実品質および作業省力性に及ぼす影響

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  • チュウギョク トマト カンパリ ノ フサドリ シュウカク ガ シュウリョウセイ カジツ ヒンシツ オヨビ サギョウ ショウリョクセイ ニ オヨボス エイキョウ

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中玉トマトの生育、収量、果実品質、収穫調製時間について、大玉トマト、ミニトマトと比較するとともに、個どり収穫法(着色果を個別に収穫する通常の収穫)と房どり収穫法の違いについて検討した。個どり収穫を行った中玉トマト「カンパリ」は、大玉トマト「桃太郎8」およびミニトマト「キャロル7」に比べて良果収量は多かった。内部成分は調査したすべての成分でミニトマトより低かった。大玉トマトと比較するとグルタミン酸含量は低かったものの、アスコルビン酸含量は高かった。収穫時間はミニトマトの半分以下であったが、大玉トマトに比べると2倍以上かかった。中玉トマトの房どり収穫では、個どり収穫に比較して収穫段数がやや少なく、収穫果に未着色果が含まれるため良果収量は2割程度減収した。しかし、裂果の発生に差異はなく、内部成分の低下もみられなかった。収穫時間は個どり収穫の3割程度で済み、調製時間を加えても省力的であった。

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