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- サナルコ カイガン カラ ハナレタ カン チョウ キスイコ ニ オケル ミズ コウカン
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岸から離れた感潮汽水湖である佐鳴湖において水位測定を行ない、佐鳴湖の潮汐の特性を調べた。潮汐が浜名湖から通水断面積が小さく細長い下流河川を遡上する際に振幅の減衰と位相の遅れを生じ、佐鳴湖の潮汐は浜名湖よりも潮差が1/3強程度に減衰し、潮時が約3〜5時間遅れることがわかった。塩分をトレーサーとして、潮汐による水交換の大きさや降水に伴って佐鳴湖に流入した淡水の湖内への平均滞留時間を見積もった。半日周期潮汐による佐鳴湖水と浜名湖水の交換率は約0.13であり、水交換量の湖水容積に対する平均的な比率は約2%であった。また、上流から佐鳴湖に流入した淡水が潮汐による水交換によって湖外に排出されるまでの平均滞留時間は22〜26日と見積もられた。佐鳴湖と浜名湖の間の水交換は下流河川における混合・希釈過程によってコントロールされ、抑制されていることが推察される。この下流河川における物理過程による抑制の効果が佐鳴湖の閉鎖性を強めており、それによって佐鳴湖内の汚濁物質は湖外に排出され難く、湖内に滞留し易くなっていると考えられる。
Journal
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- 東海大学紀要. 海洋学部
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東海大学紀要. 海洋学部 8 (1), 13-25, 2010-04
東海大学海洋学部
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050282813690445056
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- NII Article ID
- 110007591486
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- NII Book ID
- AN00157043
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- ISSN
- 13487620
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- NDL BIB ID
- 10687850
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- journal article
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- Data Source
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles