樹洞内観察記録装置の改良

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  • ジュドウ ナイ カンサツ キロク ソウチ ノ カイリョウ

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抄録

キツツキ類が掘った樹洞内部を観察するための装置を以前に開発したが、より使い勝手のよい装置とするためにいくつかの改良を行った。無線式の電荷結合素子(CCD)ビデオカメラと光源をアルミパイプに仕込み、伸縮ポールの先端につけたパイプを樹洞に入れ、映像を地上で記録するという基本システムはそのままに、1)CCDカメラを収納するパイプ径をより細くし、2)光源を白熱電球から白色の発光ダイオード(LED)に変更し、3)LEDの点灯個数を変えることができるようにし、そして4)カメラを収納したパイプを、パイプの長軸を中心に回転できるようにした。その結果、より小さな樹洞内部の観察も可能となり、またコウモリ類が利用するような上向きの樹洞内の観察もできるようになるなど、観察対象となる樹洞が増え、装置の利用範囲を広げることができた。

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被引用文献 (1)*注記

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