種苗生産中のクロマグロ大量死へのVNNの関与

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タイトル別名
  • Involvement of viral nervous necrosis in larval mortality of hatchery-reared Pacific bluefin tuna Thunnus olientalis

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抄録

クロマグロの種苗生産中に発生した大量死の原因についてウイルス学的に検討した。大量死は主にふ化20日齢までの仔魚に発生し、一部の事例では死亡魚の中枢神経系および網膜組織に顕著な空胞形成が認められ、それらの病変部にベータノダウイルスの抗原が蛍光抗体法により検出された。またPCRおよびウイルス分離試験においても本ウイルス(RGNNV遺伝子型)の存在が確認された。これらの結果から、VNNがクロマグロ仔魚の大量死に関与していると考えられる。

収録刊行物

  • 魚病研究

    魚病研究 45 (2), 69-72, 2010-06

    東京 : 日本魚病学会

参考文献 (18)*注記

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