マウス精子の凍結保存およびC57BL/6マウスの凍結精子からの胚の作出
書誌事項
- タイトル別名
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- Mouse sperm cryopreservation and effective embryo production using cryopreserved C57BL/6 mouse sperm
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説明
マウス精子の凍結保存は、1990年に初めて成功して以来、今日まで幅広く利用されている。現在、世界中で作製された大量の遺伝子改変マウスが、凍結精子としてマウスバンクに保管されている。精子凍結保存の利点は、操作が簡単であること、大量のサンプルを省スペース・低コストで保管できること、また凍結精子から個体の作製が簡単であることが挙げられる。マウス精子の凍結保存に関する技術は、遺伝子改変マウスを用いた研究の効率化に大きく貢献することから、現在でも数多くの研究が進められている。中でも、遺伝子改変マウスの作製に汎用されているC57BL/6マウスの凍結精子における低受精能の改善に関する技術が、近年、大きな注目を集めている。そこで本論文では、マウスバンクにおける精子凍結保存の利用、マウス精子の凍結保存の歴史、さらにC57BL/6マウス精子の凍結保存および胚の作製法に関する最新の知見について概説する。
収録刊行物
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- Journal of mammalian ova research = 日本哺乳動物卵子学会誌
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Journal of mammalian ova research = 日本哺乳動物卵子学会誌 27 (3), 70-78, 2010-10
東京 : 日本卵子学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282813692179968
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- NII論文ID
- 10027594754
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- NII書誌ID
- AN10548943
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- ISSN
- 13417738
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- NDL書誌ID
- 10894089
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- 本文言語コード
- en
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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