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  • Morphological characteristics of fruit in a haploid pummelo

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抄録

‘晩白柚’の実生から得られた半数体ブンタン(Citrus maxima(Burm.)Merr.)の果実における様々な組織の倍数性解析と形態調査を行った。半数体の果実における様々な器官、組織の倍数性をフローサイトメーターで解析した結果、半数体の砂じょう、じょうのう、アルベドおよびフラベドともに相対蛍光強度が‘晩白柚’と比較して半数性を示し、この半数体は半数性を維持していることが明らかとなった。半数体ブンタンの果実と砂じょうの大きさは、‘晩白柚’と比べ小さく、室数は著しく少なかった。種子については、‘晩白柚’は1果実あたり100粒程度の完全種子を有していたが、半数体の果実では全く種子が形成されていなかった。おそらく、本研究で得られた半数体の果実は単為結果したものと推察される。

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