レタス栽培用トンネルの簡易自動換気装置の開発と利用法

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  • レタス サイバイヨウ トンネル ノ カンイ ジドウ カンキ ソウチ ノ カイハツ ト リヨウホウ

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抄録

レタストンネル栽培における換気作業の省力化を図るため,簡易な自動換気装置を開発し,その使用方法を検討した。主な結果は次のとおりであった。1.開発した換気装置は,滑車,滑り子,引き紐,錘,パイプ支柱,自動巻き取り機等からなり,トンネルを部分開閉方式で換気する。開閉部はトンネル内温度が30℃を超えると開き,20℃を下回ると閉じる。2.開発装置の10a当たりの部品点数は466点で,質量は115kgであった。開発装置の設置時間は3.1人・h/10a,撤去時間は2.2人・h/10aで合計5.3人・h/10aで,慣行手作業による換気時間の12回分に相当した。3.開発装置を使った3月どりレタスのトンネル栽培において,トンネル開口率を3.2%とした場合,変形や中肋の発生は少なく,収量は確保され,灰色かび病の発生も軽減できた。

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