遺伝子組換えコムギの生物多様性影響評価のための事例報告 : 日本に自生するコムギ連植物との交雑性

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  • イデンシ クミカエ コムギ ノ セイブツ タヨウセイ エイキョウ ヒョウカ ノ タメ ノ ジレイ ホウコク ニホン ニ ジセイ スル コムギレン ショクブツ ト ノ コウザツセイ

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説明

日本にはコムギと交雑可能なコムギ属植物は自生していない。コムギ属やコムギ近縁野生種を含むコムギ連ではエゾムギ属,テンキグサ属,アズマガヤ属の3属16種の植物種が日本に自生している。交雑試験の報告からは,これら16種のコムギ連の近縁野生種とコムギ間での自然交雑の可能性は極めて低く,仮に交雑が起こりえたとしても人為的に交雑胚を摘出して胚培養を行わない限りF1雑種が成立することはないと考えられた。また,コムギとコムギ連の近縁野生種とのゲノムの親和性は低く,コムギからこれら近縁野生種への遺伝子移入は自然条件下では考えられない。以上のことから,日本において遺伝子組換えコムギが第一種使用等を行う環境下での交雑性に起因する生物多様性への影響が生じるおそれは無いと考えられる。

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