無機分析によるニンニクの原産国判別法の開発
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説明
ニンニク(Allium sativum L.)の鱗片を開放系にて酸分解し、試料溶液を調製した後、誘導結合プラズマ発光分析法(ICP-AES)により10元素(Na、Mg、P、K、Ca、Mn、Fe、Zn、Sr及びBa)、また、誘導結合プラズマ質量分析法(ICP-MS)により17元素(Li、Al、V、Co、Ni、Cu、Rb、Y、Mo、Cd、Cs、La、Nd、Sm、Gd、W 及びTl)を定量した。国産品47試料、中国産品32試料の定量値を用いて線型判別分析を行うことで構築した原産国を判別する関数は、全72試料を正しく分類した。判別関数の精度をクロスバリデーションにより確認した結果、100%の的中率となり、ニンニクの原産国表示の信憑性を無機分析により検証できる手法が確立できた。
収録刊行物
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- 農林水産消費安全技術センター食品関係等調査研究報告
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農林水産消費安全技術センター食品関係等調査研究報告 (31), 1-7, 2007-12
農林水産消費安全技術センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282813711688192
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- NII論文ID
- 80019667671
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- NII書誌ID
- AA12300175
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- ISSN
- 18837824
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles