トレーサビリティーシステムを備えた大ヨークシャー種系統豚の造成

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  • トレーサビリティー システム オ ソナエタ ダイ ヨークシャーシュ ケイトウ ブタ ノ ゾウセイ

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本県の系統造成豚「フジヨーク」の後継豚となるSPF大ヨークシャー種系統豚の造成を実施した。基礎豚は「フジヨーク」の維持群と富山県、徳島県、岐阜県の各系統豚から選定した。産肉形質の選抜は、一日平均増体重、背脂肪の厚さ、ロース断面積としたが、さらに、第3世代から、前肢管囲、後肢管囲を、総合育種価算出式に入れて実施した。肢蹄の繋ぎの形状、蹄の形状については、独立淘汰法により選抜した。第5世代において、総合育種価の標準化された選抜差の累積が、雄で1.86、雌で1.61となり、系統造成の認定基準を満たすこととなり、「フジヨーク2」として認定された。「フジヨーク2」の特徴は、体長がやや短く、深みがあり、肢締が強健である。また、特徴的な配列のミトコンドリアDNAを維持群に持たせ、トレーサビリティーシステムを併せ持った系統となった。「フジヨーク2」の維持は、雄15頭、雌30頭の規模で実施し、主に「静岡型銘柄豚」生産の種豚として、生産農家に供給をする。

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