窒素施肥量の違いが中晩生カンキツ‘はるみ’幼木の樹体生育・果実品質及び葉中無機成分含有率に及ぼす影響

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  • チッソ セヒリョウ ノ チガイ ガ チュウ バンセイ カンキツ ハル ミ ヨウボク ノ ジュタイ セイイク カジツ ヒンシツ オヨビ ヨウチュウ ムキ セイブン ガンユウリツ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

カンキツ‘はるみ’の幼木時における窒素施肥反応を調査し,以下のことが明らかになった。窒素施肥料が基準量区と2倍量区で樹体生育(樹冠容積・幹周)が大きく,収量も多かった。また,窒素施肥量が多いと,果皮色のL*値とb*値が低くなる年もあった。しかし,その他の果実品質に及ぼす影響は明らかにならなかった。葉中窒素含有率は窒素施肥量が多いほど高くなり,基準量区と2倍量区では適正値であった。6月下旬と11月に葉の黄化がみられ,これらの葉中窒素合有率は低かったことから,窒素欠乏状態だったと考えられた。以上の結果から,‘はるみ'の窒素適正施用量は基準量区から2倍量区(7年生で224~448kgNha-1)であると考えられた。

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