水稲品種‘朝日’と‘せとこがね’ 間の雑種後代における脱粒性の遺伝様式
書誌事項
- タイトル別名
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- スイトウ ヒンシュ アサヒ ト セトコガネ カン ノ ザッシュ コウダイ ニ オケル ダツリュウセイ ノ イデン ヨウシキ
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抄録
脱粒性極易の‘朝日’を母本,脱粒性難の‘せとこがね’を父本とする交雑において,脱粒牲の遺伝分析を行い,‘朝日’の難脱粒型同質遺伝子系統作出の可能性について検討した。本交雑組合せにおいて,F1は難脱粒性を示し,F2及び単粒系統F3世代における脱粒性は,難型と易型の割合がそれぞれ3:1及び5:3であった。これらのことから,本交雑組合せにおける脱粒性は,1因子支配であり,難脱粒性が易脱粒性に対し完全優性であると考えられた。反復親として‘朝日’を,1回親として‘せとこがね’を用いれば,戻し交雑育種法によって‘朝日’の難脱粒型同質遺伝子系統作出が可能であると考えられた。
収録刊行物
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- 岡山県農林水産総合センター農業研究所研究報告 = Bulletin of the Research Institute for Agriculture Okayama Prefectural Technology Center for Agriculture, Forestry, and Fisheries
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岡山県農林水産総合センター農業研究所研究報告 = Bulletin of the Research Institute for Agriculture Okayama Prefectural Technology Center for Agriculture, Forestry, and Fisheries (1), 1-4, 2010-12
赤磐 : 岡山県農林水産総合センター農業研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282813711784320
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- NII論文ID
- 40018790244
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- NII書誌ID
- AA12515637
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- ISSN
- 21858039
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- NDL書誌ID
- 11052955
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles