海洋性細菌SMM-7株のホルムアルデヒド減少能に関する基礎研究
書誌事項
- タイトル別名
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- Study on reduction of formaldehyde in SMM-7 marine bacterial strain
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説明
高濃度ホルムアルデヒド(FAD)で増殖可能な海産性細菌SMM-7株を有機栄養培地で培養後,遠心を行い,細胞と培養液に分け共に回収した。細胞はリン酸緩衝溶液で洗浄してからホモジナイズと遠心を行い,上澄みを細胞抽出液とした。この時,3回目に使用したリン酸緩衝溶液のみ回収した。抽出液,培養液,リン酸緩衝溶液に10ppmFADを添加後,Nash法でFAD濃度を測定した。 また,加熱処理した各試料中のFADについても検討した。その結果,抽出液で顕著に減少したが,加温した時そのFAD減少が抑制された。以上より,SMM-7株のFAD分解経路は細胞内由来であり,また,SMM-7株内に存在するFAD減少に関与する物質は酵素である可能性が示唆された。
収録刊行物
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- 東海大学紀要. 海洋学部
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東海大学紀要. 海洋学部 9 (3), 43-48, 2012-03
東海大学海洋学部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282813714846208
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- NII論文ID
- 220000134915
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- NII書誌ID
- AN00157043
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- ISSN
- 13487620
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles