Secular changes in environmental condition of bottom sediment in Kesennuma Bay

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  • 気仙沼湾における底質の経年変化
  • ケセンヌマワン ニ オケル テイシツ ノ ケイ ネンヘンカ

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2010年5月26,27日に気仙沼湾海域28点で表層泥の温度,色調,性状,臭気を調べるとともに,水分含量,COD,全硫化物,強熱減量及び粒度組成の分析を行った。1)COD及び全硫化物の値が水産用水基準を下回っているのは,西湾,東湾ともに湾中央部から湾口部にかけてであった。2)強熱減量及び水分含量の分布状況は,CODや全硫化物の分布状況と似ていた。3)底質のタイプ分けの結果,1991年以降大きな変化がなかった。4)COD及びTSの平均値を用いてクラスター分析を行い,汚染泥をさらに3区分し,1991年以降の各地域の汚濁状況の変化について数値化して評価した結果,西湾最奥部で汚濁が進行していた。また,西湾奥部の大川河口周辺でも底質が悪化しており,河川からの負荷の増加が要因と考えられた。

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