テラピアの人工採苗に関する研究(1) : 人工授精の成否について

書誌事項

タイトル別名
  • Studies on the Artificial Spawning of Tilapia, Sarotherdon nilotica-I : On the Possibility of Artificial Fertilization

説明

テラピアの人工採苗技術の確立を目的として、養成または蓄養中の親魚から卵・精液が搾取可能な親魚を選定して、人工授精の成否をみる実験を行った。1. 供試親魚の魚体重は540~874gの範囲で、その採卵数は1,060~3,552粒の範囲であった。2. 採卵数(Y)と魚体重(X)との間には、Y=2.9X+161の関係式が得られた。3. ふ化率は17尾中2尾が0%であったほかは、3.4~70.5%を示した。4. 搾出卵の中には、通常卵より極端に小さく白い粒が付着した卵、卵表面に血管を有する卵、また、白色と緑色の卵が混在した卵群、黄褐色をした卵殻様物が混在した卵群、卵表面にシワのある卵が見られた。

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