奈良県におけるヒノキ同齢林の樹皮厚率

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タイトル別名
  • Relative Bark Thickness for Even-aged Stands of Japanese Cypress (Chamaecyparis obtusa ENDL.) in Nara Prefecture
  • ナラケン ニ オケル ヒノキ ドウレイリン ノ ジュヒコウリツ

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説明

奈良県内のヒノキ同齢林6林分から採取した118本のヒノキを対象に、地上高、個体、および林分の違いに関係なく樹皮厚率は一定とみなして有皮幹曲線から無皮幹曲線を推定する方法が適用できるかどうかを検証した。その結果、樹皮厚率は各個体では地上高に関係なく一定とみなせたが、個体や林分の違いに関係なく一定とはみなせなかった。しかしながら、樹皮厚率を全資料木について一定とみなしても、無皮直径を推定した際に生じる誤差は小さかった。したがって、今回118本の資料木から得た樹皮厚率の平均値(5.4%)は、奈良県のヒノキ同齢林を対象として有皮幹曲線から無皮幹曲線を推定する場合に、普遍的に適用できると考えられた。

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被引用文献 (1)*注記

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