採卵種鶏の輸入及び国内供給を担う輸入販売会社の事業展開

書誌事項

タイトル別名
  • A study on the business deployment of importer and seller in imported and domestic supply of layer parent stock
  • サイランシュ ケイ ノ ユニュウ オヨビ コクナイ キョウキュウ オ ニナウ ユニュウ ハンバイ ガイシャ ノ ジギョウ テンカイ

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説明

本稿では,採卵種鶏の輸入及び国内供給を担う輸入販売会社の事業展開について検討した。1990年代以降,鶏卵生産者は,大規模化を進めるとともに種鶏孵化業を統合してきた。また,2000年代に入ってからは,銘柄卵生産のさらなる拡大や家畜伝染病の発生等の状況変化がみられるなかで,これに対応すべく,採卵種鶏の輸入販売会社は事業転換を図ってきた。日本で種鶏供給の大部分を担う輸入販売会社は,採卵鶏の供給安定化を図るため主として原種鶏を輸入し,加えて2007年からは,原々種鶏の輸入も開始している。また,銘柄卵生産が拡大するなか,通常の白玉鶏よりも赤玉鶏の販売が拡大している。さらに,疾病リスクの低減を目的として,直営農場の集約化や,HACCPにもとづいた衛生管理手法の導入がみられる。

収録刊行物

  • 農村研究

    農村研究 (117), 1-12, 2013-09

    東京 : 食料・農業・農村経済学会

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