水稲品種「みねはるか」の愛知県平坦部における高温登熟性の実態調査

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タイトル別名
  • Ripening ability under high temperature grain-filling conditions of the rice cultivar Mineharuka
  • スイトウ ヒンシュ 「 ミネ ハルカ 」 ノ アイチケン ヘイタンブ ニ オケル コウオントウジュクセイ ノ ジッタイ チョウサ

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抄録

近年、愛知県では夏季の高温に起因する白未熟粒の発生により、「コシヒカリ」の外観品質低下が深刻である。このため「コシヒカリ」と同熟期の水稲品種「みねはるか」について愛知県平坦部における高温登熟性の実態調査を行った。その結果、高温年でも「みねはるか」は「コシヒカリ」よりも白未熟粒の発生が少なく、整粒歩合が優れた。特に「みねはるか」は地力の低いほ場でも「コシヒカリ」に比べ基部未熟粒の発生が少なかった。更に「みねはるか」の収量は「コシヒカリ」と同等であり、食味も良好であった。また、「みねはるか」は愛知県平坦部で栽培されている「コシヒカリ」と同様の栽培体系で施肥を20%程度増加させることで品質を低下させずに精玄米重を増加できる。

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