赤色LEDの光強度および間欠照明がキクの花芽分化抑制効果に及ぼす影響

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タイトル別名
  • Effects of light intensity and cyclic lighting treatment with red light-emitting diodes on inhibiting flower bud initiation in chrysanthemums
  • アカイロ LED ノ ヒカリ キョウド オヨビ カンケツ ショウメイ ガ キク ノ カガ ブンカ ヨクセイ コウカ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

赤色LED(ピーク波長634nm)によるキクの花芽分化抑制に必要な光強度を明らかにした。花芽分化抑制に必要な光強度は品種により明らかに異なり、夏秋系輪ギク「岩の白扇」、「フローラル優香」及び「精の一世」でそれぞれ35lx(約153mW/m2)、25lx(110mW/m2)及び20lx(90mW/m2)であり、夏秋系スプレーギクの「エース」では15lx(68mW/m2)であった。秋系輪ギク「神馬」では15lx(68mW/m2)、秋系スプレーギク「レミダス」では5lx(25mW/m2)であった。また、短い間隔で点灯と消灯を繰り返す間欠照明が連続電照と同等の花芽分化抑制効果を示すことを明らかにした。夏秋系輪ギク「精の一世」では30分点灯-15分消灯の繰り返し、秋系輪ギク「神馬」では15分点灯-15分消灯の繰り返しにより、連続電照とほぼ同等の花芽分化抑制効果を示し、電照に要する消費電力を削減できることを明らかにした。

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