津軽海峡周辺におけるマサバ太平洋系群と対馬暖流北方系群の相互関連について

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  • 津軽海峽周辺におけるマサバ太平洋系群と対馬暖流北方系群の相互関連について
  • ツガル カイキョウ シュウヘン ニ オケル マサバ タイヘイヨウケイグン ト ツシマ ダンリュウ ホッポウケイグン ノ ソウゴ カンレン ニ ツイテ

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説明

東北海区のマサバ資源の研究において,太平洋系群と対馬暖流北方系群の津軽海峡を通ずる交流の有無は重要な課題である。戦後における漁況の動きや日本海北部および太平洋北部両海域で漁獲された魚の体長組成の変動様式からこの問題について検討を行なった。最近,対馬暖流北方系群は全体として低い数量水準にあるが,太平洋系群は1960年以来高い水準を維持している。体長組成の面では対馬暖流北方系群では小型化現象が顕著であるのに比べ,太平洋ではひき続いて大・中型主体になっている。以上の結果を通じて,海洋条件としては密接な関連のある日本海・太平洋両海域であるがサバ資源の混合は少ないと結論した。

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