放牧牛の連続体温測定について
書誌事項
- タイトル別名
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- Methods for continuous measurement of grazing cattle body temperature
- ホウボクギュウ ノ レンゾク タイオン ソクテイ ニ ツイテ
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説明
牛の体温は分娩予知,発情発見,暑熱・寒冷ストレスの評価,疾病の早期発見などの指標として利用価値が高い。しかし,今までの牛の連続体温測定は,ほとんどが牛舎内や環境制御室で行われていた。そこで,本研究では放牧条件下での連続体温測定方法を検討した。実験により得られたデータから体温の日内変動を分析した。同時に環境温度・湿度の測定,行動調査を行い,体温変動との関係も解析した。琉球大学内にある放牧草地に平均体重334kgの黒毛和種7頭を放牧し,そのうちの1頭を用いて行った。放牧条件下で行った1分間隔の24時間連続膣温測定は可能であることがわかった。膣温の日内変動には概日リズムが認められ,いずれの日も午前8時~10時に低く,午前8時~10時に高い値を示した。また,放牧牛の体温は,横臥状態に上昇し,起立時に下降することがわかった。
収録刊行物
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- 琉球大学農学部学術報告 = The science bulletin of the College of Agriculture, University of the Ryukyus
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琉球大学農学部学術報告 = The science bulletin of the College of Agriculture, University of the Ryukyus (60), 59-63, 2013-12
琉球大学農学部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282813727996672
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- NII論文ID
- 120005440603
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- NII書誌ID
- AN00250548
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- ISSN
- 03704246
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- HANDLE
- 20.500.12000/28955
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- NDL書誌ID
- 025570281
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles