Turning performance of bow and stern thrusters equipped on the training ship Nagasaki Maru

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  • 長崎丸が装備するスラスターの旋回性能
  • ナガサキマル ガ ソウビ スル スラスター ノ センカイ セイノウ

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近年,船舶に搭載されているDGPSなどの船位測定機器の性能は技術の進歩により測位・計測精度が格段に向上している。この精度向上に伴い船舶は,緻密な操船が求められている。本研究は,長崎大学水産学部付属練習船「長崎丸」に装備されているスラスターを使用した時の船体の挙動を明らかにした。その結果,移動量は後部スラスターのみを利用した時に最大となり,両スラスターを同時に使用した時と比べて3倍程度大きくなった。旋回角速度は,後部スラスターを利用した時に最少になり,前後スラスターを同時に使用した時と比べ約半分になっていた。左旋回と右旋回では旋回角速度に差はみられなかったものの移動量は異なり,風向きとスラスターの水流の吐出方向との関連性が示唆された。これらの知見は,操船者の操船技術の向上への一助となる。

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