低温要求量の少ないモモ品種‘KU-PP1’の加温ハウスによる促成栽培

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タイトル別名
  • Forcing culture of lower-chilling peach 'KU-PP1' in heated plastic house
  • テイオン ヨウキュウリョウ ノ スクナイ モモ ヒンシュ'KU-PP1'ノ カオン ハウス ニ ヨル ソクセイ サイバイ

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抄録

低温要求量の少ないモモ品種‘KU-PP1’について,低温遭遇500,1000時間からハウス栽培を行ったときの生育促進の度合いを調査した。従来のモモのハウス栽培と同程度の加温を行ったところ,萌芽や開花がかなり促進され,果実の成熟期間が短縮された。その結果,収穫期は低温遭遇500,1000時間からの加温栽培でそれぞれ4月下旬,5月上旬とかなり早かった。加温栽培では,露地栽培と比較して果実サイズは小さかったものの,果汁の糖度や酸度に大きな差異はみられなかった。これらのことから,低温要求量の少ないモモ品種‘KU-PP1’を用いた早い時期からの加温促成栽培により,かなり早い時期の収穫が可能であることが示された。

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