スプレーギク栽培における暗期中断に用いる光源の種類と開花抑制効果

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タイトル別名
  • Effect of night-break light sources on floral inhibition in spray-type chrysanthemums
  • スプレーギク サイバイ ニ オケル アンキ チュウダン ニ モチイル コウゲン ノ シュルイ ト カイカ ヨクセイ コウカ

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抄録

一般照明用に市販されている電球色蛍光灯(23Wおよび12W),電球色LED(9.2W),昼光色LED(9.2W)の4種類の電球型光源と従来からの白熱電球(75W)を用いて,秋ギク型スプレーギクおよび夏秋ギク型スプレーギクに暗期中断を行うと,供試した全ての光源で開花抑制効果が認められたが,開花抑制に必要な光量は,光源の種類や品種によって異なった。また,1個の光源で開花抑制可能な範囲も異なり,電球色蛍光灯(23W)は白熱電球と同等の範囲を抑制できた。電球色蛍光灯(23W)を用いて,秋ギク型‘レミダス’を9月,1月,3月に,夏秋ギク型‘ユキ’を5月,6月,7月に暗期中断を行うと,栽培時期によって,必要な光量が異なり,‘レミダス’では9月‘ユキ’では5月の処理で最も強い光量が必要であった。以上の結果,スプレーギク栽培において暗期中断を実施する際は,用いる光源での開花抑制に必要な光量および開花抑制範囲,品種,栽培時期などを考慮する必要が示された。

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