夏秋トマト・夏秋ナスの土壌病害を回避する新たな超低コスト栽培システムの開発

書誌事項

タイトル別名
  • Development of a novel production system of tomatoes and eggplants in summer and autumn, which can prevent plant hazards caused by soilborne diseases at very low cost
  • ナツ シュウ トマト ・ ナツ シュウ ナス ノ ドジョウ ビョウガイ オ カイヒ スル アラタ ナ チョウテイコスト サイバイ システム ノ カイハツ

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抄録

栽培装置は図1に掲げた栽培装置Bを用いることにより、安定的な給排水が可能となった。この装置を用いることにより土壌病害の汚染圃場でもほとんど病害に罹病することなくナス、トマトを栽培することが出来る。本システムにおいて、ナスで4本仕立て、栽植密度1,000株/10a、トマトで株間30~35cm、栽植密度2,857~3,333株/10a程度の植栽が望ましい。品種はナスでは「千両二号」、トマトでは「麗夏」、「みそら64」の他、各中玉・ミニトマト品種が適する。培地はピートモスを45%程度含む培地1-1(表2)が生産性、コスト面から望ましい。施肥はナス、トマトと作目ごとに十分な生産性を上げることのできる施肥体系として、ナスでは窒素成分量46~60kg/10a、トマトでは同27~30kg/10aを目安とする。現地試験においても十分な病害抑制効果を示しており、ナスでは普及可能な収量性も確保した。トマトではかん水設備を整備した後の導入が望ましい。

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