日本ナシ「あきづき」の安定生産に向けた整枝・せん定法改善

書誌事項

タイトル別名
  • Improved training and pruning method of Japanese pear 'Akizuki' for stable production
  • ニホン ナシ 「 アキズキ 」 ノ アンテイ セイサン ニ ムケタ セイシ ・ センジョウホウ カイゼン

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抄録

日本ナシ‘あきづき’の安定生産のため,花芽着生率向上と計画的な側枝更新を可能にする整枝・せん定法を検討した。冬季せん定時に主枝から発生した1年枝を60~90cmの長さに切返して予備枝とし,発芽前に棚面に対して約45度の角度に誘引,満開65~75日後に予備枝を棚面に対し水平に再誘引し,さらに予備枝先端から発生した1年枝を棚面に対して約45度に誘引することで花芽着生率が向上する。新梢の発生促進については,発芽期から満開21日後までの間に側枝基部から2~3cmの位置に約2cm幅で環状剥皮することによって側枝基部の潜芽が発芽し,発生した新梢は予備枝として利用できるまで当年中に生育することが明らかになった。

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