ナシ枝を利用したラッカセイ茎腐病菌(Lasiodiplodia theobromae)分生子の簡易な形成法

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タイトル別名
  • A simple method for forming conidia of Lasiodiplodia theobromae, the fungus of peanut stem rot using pear branch pruning
  • ナシ枝を利用したラッカセイ茎腐病菌(Lasiodiplodia theobromae)の分生子の簡易な形成法
  • ナシ シ オ リヨウ シタ ラッカセイ クキクサレビョウキン(Lasiodiplodia theobromae)ノ フン ナマコ ノ カンイ ナ ケイセイホウ

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抄録

圃場試験のためのラッカセイ茎腐病菌の接種源として植物組織を用いた分生子形成法を検討した。その結果,培養基質としては滅菌したナシ1年生枝が適しており,菌糸生育適温である28℃,多湿条件で菌糸を蔓延させた後,培養容器から取り出し,1~2日に一度霧吹きを行い,枝表面を湿らせつつ直接自然光下に1~2週間置くことで,ナシ枝表面に柄子殻及び分生子形成が誘起された。本法で作成した接種源を播種時期からラッカセイ圃場に設置することで,ラッカセイ個体を発病させることができた。以上から,ナシ枝を利用した大量培養は本病の多発圃場の作成に実用的であると判断した。

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