安全・安心な乾燥材生産技術の開発(3) : カラマツ推奨・非推奨乾燥材の強度特性(2)曲げ強度性能

説明

カラマツ心持ち正角材の蒸気式高温セット乾燥では,熱劣化等による強度性能の低下が指摘されている。そのため,乾燥スケジュールの違いによる曲げ強度性能を比較した。カラマツ120mm心待ち正角材100本を2グループに仕分け,推奨・非推奨スケジュールで乾燥を行った。その結果,真の曲げヤング係数,曲げ強さの平均値に違いは見られなかったが,曲げ強さの信頼水準75%における5%下限値は,「推奨乾燥材」で27.5N/mm2,「非推奨乾燥材」で24.9N/mm2となり「推奨乾燥材」はカラマツ無等級材の基準強度26.7N/mm2を上回った。

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