散布方法の違いがイミダクロプリド水和剤のアスパラガス擬葉への付着量とネギアザミウマ防除効果に与える影響

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of application method on deposition of imidacloprid on asparagus cladodes and on onion thrip control
  • サンプ ホウホウ ノ チガイ ガ イミダクロプリド スイワザイ ノ アスパラガスギヨウ エ ノ フチャクリョウ ト ネギアザミウマ ボウジョ コウカ ニ アタエル エイキョウ

この論文をさがす

抄録

イミダクロプリド50%水和剤を対象農薬としたアスパラガス擬葉の残留農薬分析による付着量調査と,同一系統のネギアザミウマを用いた食餌浸漬法による殺虫効果確認(一部,払落しによる調査)により,防除効果の評価方法を検討した。その結果,アスパラガス擬葉を用いた室内試験において,イミダクロプリド付着量とネギアザミウマの殺虫効果に,正の相関を認め,この評価方法が,有効であると判断した。次に,アスパラガス栽培における防除作業の省力化を図るため,この方法を用いて,散布方法の検討を行った。その結果,静電ノズルや改良型カートジェッターを用いた防除方法は,付着量が小さく防除効果が低かった。スピードスプレーヤによる防除方法は,乗用型は付着量,効果ともに高かった。一方,歩行型については,払落しによる調査では効果が高かったが,ハウスサイドの付着量が小さく,効果が低くなる可能性があると思われた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ