ニラにおけるSSRマーカーを利用した遺伝的類縁関係の解析

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タイトル別名
  • Analysis of genetic relatedness using SSR markers in Chinese chive (Allium ramosum, syn. tuberosum)
  • ニラ ニ オケル SSR マーカー オ リヨウ シタ イデンテキ ルイエン カンケイ ノ カイセキ

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抄録

ニラEST-SSRプライマー5ペアを供試し,栃木県農業試験場(栃木農試)で保有するニラ遺伝資源94品種・系統について,クラスター分析により遺伝的類縁関係を解析した。その結果,64品種・系統が識別できず,全く同じ多型パターンを示す大きな2つのクラスターが存在した。そこで,かずさDNA研究所と共同で設計したSSRプライマー132ペアを供試し,大きな2つのクラスターのうち各4品種についてPCRを行い,多型が得られたプライマー4ペアを選抜した。このSSRプライマー4ペアを供試して全94品種・系統のPCRを行った結果およびEST-SSRプライマー5ペアの結果から,計69マーカーが得られた。得られたマーカーの多型データを用いてクラスター分析を行った結果,‘ゆめみどり’を含む52品種・系統が識別でき,全供試品種・系統の遺伝的類縁関係が明らかとなった。

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