水路の維持管理における労力負担行動の継続性評価指標に関する簡易算出手法の検討

書誌事項

タイトル別名
  • Simplified calculation techniques as an indicator to evaluate the sustainability of non-farmer participation in activities for maintaining irrigation/drainage canals
  • スイロ ノ イジ カンリ ニ オケル ロウリョク フタン コウドウ ノ ケイゾクセイ ヒョウカ シヒョウ ニ カンスル カンイ サンシュツ シュホウ ノ ケントウ

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説明

水路の維持管理へ非農家住民に継続的に参加して貰うためには,彼らの労力負担行動の継続性が低い維持管理組織を選別し,所要の施策を講ずることが重要である。この観点から既往研究において,組織を選別するための,継続性を評価する指標が提案されている。しかし,指標の算出に約800人分の質問紙調査の回答データが必要であることから,適用できる組織が限られている。そこで,本報では,指標をより少ない人数分のデータで算出する手法を,2つの地域の非農家住民から得たデータを使って検討した。その結果,(1) 新たに構成した2つの因果モデルのうち,「農業用水に関する知識」と「労力負担意欲」の間の要因を省略したモデルの方が,データとの適合が相対的に良い傾向にあること,(2) (1)のモデルを使うと,必要なデータを800人分から390人分まで減らせる可能性があることを示した。

収録刊行物

  • 農村工学研究所技報

    農村工学研究所技報 (218), 1-18, 2016-03

    つくば : 農業・食品産業技術総合研究機構農村工学研究所

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