久寿餅原料である発酵小麦デンプンの性状
書誌事項
- タイトル別名
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- Properties of fermented wheat starch for kuzu-mochi
- キュウジュモチ ゲンリョウ デ アル ハッコウ コムギ デンプン ノ セイジョウ
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説明
江戸時代に関東地方を起源とする伝統食品である久寿餅の原料である小麦発酵デンプンと小麦デンプンの性状を比較,検討したところ,発酵によって小麦デンプンの小粒子が少なくなるとともにデンプン粒の凝集体が形成されていた。さらに,損傷度の低下およびアミロース含量の減少,ヨウ素吸収スペクトルが短波長へと移行していた。発酵小麦デンプンの最高粘度および最終粘度,コンシステンシーの値は未発酵に比べて低い値を示した。発酵により小麦デンプン糊液の粘性が低くなり,また老化し難くい性状へと変化し,柔らかなゲルを形成する性質を示した。
収録刊行物
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- 日本食品保蔵科学会誌
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日本食品保蔵科学会誌 42 (5), 197-202, 2016-09
東京 : 日本食品保蔵科学会 ; 1997-
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282813742176256
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- NII論文ID
- 40021005160
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- NII書誌ID
- AA11178236
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- ISSN
- 13441213
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- NDL書誌ID
- 027743261
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles