米麺用品種「愛知125号」の育成

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タイトル別名
  • Breeding of a new rice cultivar 'Aichi 125' for manufacture of rice noodles
  • ベイメン ヨウヒンシュ 「 アイチ 125ゴウ 」 ノ イクセイ

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抄録

「愛知125号」は2014年に愛知県農業総合試験場において育成した水稲品種である。その来歴、特性は次のとおりである。1 本種は2006年に「タカナリ」を母本とし、「Basilanon」を父本として交配した後代から育成した品種である。2 本種は、愛知県平たん部における早植栽培で中生種「あいちのかおりSBL」より出穂、成熟期とも遅く、愛知県の熟期区分では「晩生種」に属する。3 稈長は「あいちのかおりSBL」より2cm短く、穂長は10cm以上長く、穂数は少ない。草型は「穂重型」に属する。4 玄米の粒長は「あいちのかおりSBL」に比べ長く、米飯用としての玄米外観は劣る。アミロース含量は26.4%と高く、米粉は製麺適性に優れ、麺食味評価は優れる。5 多収性を有し、愛知県における飼料用米の奨励品種及び特認品種に認定された。

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