Effects of biodegradable cotton mulch sheet on the gland vegetable

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  • 綿製不織布を熱プレス加工した薄布マルチの特徴と野菜栽培への適応性
  • メンセイ フショクフ オ ネツ プレス カコウ シタ ハクフ マルチ ノ トクチョウ ト ヤサイ サイバイ エ ノ テキオウセイ

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綿製不織布(以下,綿マルチとする)を熱プレス加工し,強度を高め薄状化した新しい生分解性マルチシート(以下,薄布マルチとする)を開発した。薄布マルチをロールにした時の直径と容積は,綿マルチより減少したが,市販の黒マルチや生分解性マルチに比べると容積は依然大きかった。薄布マルチを使用し地温を下げることで,夏秋野菜の生育全期間で生育適温を超えていても安定生産が可能で,トマト青枯病の発病株率の低下と病徴の進展抑制に効果があった。また,広葉雑草に対しては高い雑草抑制効果があった。一方で,冬春野菜では低温時に生育抑制を招き,スズメノテッポウ等イネ科雑草の抑草に適さなかった。タマネギ(秋まき)収穫後に薄布マルチは畝に密着しており,茎葉残渣とともに薄布マルチのすき込みが可能で,マルチ回収時間は不要であった。薄布マルチの引裂荷重が高いために機械作業を伴う作業時間が多く必要となり,総作業時間は黒マルチを使用した対照区より多くなったことから,目付けをさらに少なくしつつ強度を保ったまま薄くする改良が必要と思われた。

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